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みんなからひとこと・スタッフ雑感
ゆいの里にかかわる人たちは、それぞれ自分たちなりに理想や目的意識を持って集まって来ています。「その人がその人らしく」生きるということはどういったことでしょうか。利用者とかかわるスタッフの心境・近況を会報では「ヘルパー奮闘記」や「新人スタッフ、ボランティアからのひとこと」といった形でお伝えしています。
ボランィアからひとこと・スタッフ雑感ほか/会報誌ほっとすっぺつうしんより

−ゆいの里へ−ご家族・介護者からの手紙

母がお世話になり始めて、3ヶ月が過ぎようとしております。
毎回やさしく声掛けをしていただき、一緒に散歩、買物と母にあった日を過ごさせて頂きまして、以前とは違い表情も大変穏やかになり、季節の移り変りの事、また周りの人への気配りの言葉も少しずつですが、自然に出るようになりました。これもゆいの里さんのお蔭様と本当に有難く感謝の気持ちでいっぱいです。
今後ともよろしくお願い致します。
実母を介護している娘さんより

義父が「ゆいの里」にお世話になってから、約半年になります。
定年直前に車の免許を取り、会社をつくる程、元気で陽気な義父でした。しかし10年ほど前から忘れっぽくなり、2、3年前から徐々に認知症の症状が目立ち始めてきました。昨年は特に症状がひどく怒りっぽくなり、家族だけでは手に負えず「ゆいの里」にお世話になることになりました。介護保険を申請すると「要介護3」と認定が出ました。

当初は週2日でしたが、現在は週に4日、「ゆいの里」のデイサービスを利用しています。
義父にとって「ゆいの里」は、とても居心地の良い場所になっており、毎日でも行きたいと思っている様です。いつも窓から外をながめて「ゆいの里」のお迎えの車を心待ちにしています。

「ゆいの里」に行くようになってからの義父は、以前より少し明るくなり、認知症の進行もゆるやかになっているように感じられます。これもゆいの里のスタッフの皆様のお陰と心から感謝しております。ありがとうございます。
これからもよろしくお願い致します。
義母と共に義父を介護しているお嫁さんより

お手紙ありがとうございます。
これからも、ゆいの里はゆいらしく、皆さんの「ほっとすっぺ」の場を仲間たちで手づくりしていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。
ゆいの里スタッフ一同


ホームヘルパーステーション あったかいごや から

「あったかいごや」が、デイホームホットスペースゆいの2階に引越してはや1年余。
私たちヘルパーは、毎日デイのご利用者の方々に「行ってらっしゃい」「おかえり」「どこに行ってたんだぁ」「お昼ご飯は食べたの?」などと、いつも気にかけていただいてます。

あったかいごやのご利用者の方々から、こんな言葉がヘルパーにありました。

「もっと赤い物を着たほうがいいぞ」(きれいな色のほうが顔映りが良いとか…)
「○○さんはやせて見えるのね」(はい、…やせて見えるだけです、本当は…)
「白くなるものを見つけてやるから」
(色の白いは七難かくすと申しますから、なるべく早くお願いします)

あたたかく見守られて、ゆいの里は大きな家族なんだなぁと感じながら、日々、ヘルパーとしての仕事をしています。
人生の先輩方にはまだまだ教えていただくことがたくさんあると思います。
これからもよろしくお願いします。
あったかいごや 相馬 律子

ディホームホットスペースゆいよりわたしがわたしである為に
あなたがあなたである為に
わたしがわたしでいられるように
あなたがあなたでいられるように

そんな時間が少しでも多く持てたら
人生も捨てたもんじゃない!
あなたの舞台の名脇役に……
そっと、わたしは寄り添います

そんなヘルパーを目ざして、今年も頑張れ〜!
あったかいごや 大越 妃佐子


介護福祉士を目指して

ヘルパーとして働くなか、職場で勧められたこともあり、NHK学園高等学校専攻科社会福祉コースで学び始めたのは、2年前の4月からでした。

2年生の通信教育で、テキストを読んで、レポートを提出します。社会福祉概論に始まり、地域福祉論、老人福祉論、障害者福祉論…と続きます。レポートの提出期限が近づくたび、さびついた頭をなんとか回転させ、悪戦苦闘して書いては、提出していました。
選択科目に人間学を選び、アイデンティティ(自己同一性)???とはじめは理解できない言葉も多い学科でしたが、その中で心に残っていることがあります。

レポートの設問で「ケアする人のケア」について、あなたの考えを述べなさいとあり、「今日は誰をケアし、誰にケアされましたか」と添削者がコメントを下さいました。日々、ヘルパーとして仕事をする中で、ご利用者をケアしているはずが、逆にその方の言葉にケアされている自分がいたりするのに気づきました。

また、1年に2回、前期と後期にそれぞれ2日間のスクーリングがありました。そこには、20代の若い人から、私よりちょっと年上かなと思える方まで、実にさまざまの年齢の男女が集います。みなさん仕事を持ちながら、頑張って学んでいると思うと、私自身の学習の励みになりました。

今回、社会福祉について学ぶことによって、過去の歴史や現在の状況、これからの課題を知ることができました。2年間の学習を終え、ようやく福祉という奥行きの広い学問の入り口にたったような気がします。

これからも地域に目を向け、福祉の分野で自分にできる事を実践していけたらと思っています。
あったかいごや・ヘルパー 菅野 久美


いろいろな人生によりそって…−ヘルパーのつぶやき−

住み慣れた地域、心が安まり、思い出がいっぱいに詰まったこの家で、一人になっても、不自由な暮らしになっても、気兼ねなく住み続けたいというあなたの思い。
それをいっしょに受けとめて、できるだけ長くあなたの願いに添うことができたら…と安全に、安心して暮らせるよう、朝に夕にあなたの家を訪問しました。
あなたたいが来てくれるから、話ができる…。
時々本音がポロッ、あら、こんなことまで話をして…、聞かなかったことにしてね…と。
今、誰と何処で本音の話をしているのかなぁ。

要介護度は3だけど、妖怪度?は10くらいのあなたにかかると、ヘルパーやケアマネージャーは、「近所の嬢ちゃん」になったり、「かか様」だったり、「奥様」だったり「お嫁さん」であったり、その日の時でいろんな役どころになります。
お便所に入って、出てきたときにはあなたが別の人に変化していたり…喜怒哀楽や役柄変化など、前触れなしの突然のモード変換にはヘルパーも気が抜けません。瞬間瞬間を大切に。鬼のような顔をして何かに怒っているときもあるけれど、おいしいものを満足そうに食べているときのこの上ない笑顔や「さびしかったよぉ」と 涙をぽぼろぼろ流して、抱きついてくるあなたもすべて真実。
明治・大正・昭和・平成と生きてきて、今の一人暮らしは厳しくてさびしいですね。一緒に困ったり、喜んだりしながら、天晴れな生き方に圧倒されっぱなしです。いつもなんだかあったかい気持ちになります。ありがとう。

「ほっとすっぺつうしん」に興味のある方は、
会報誌「ほっとすっぺつうしん」
この会報誌をきっかけにゆいの里に対して興味を示した方は、こちらのページもあわせてご覧ください。
また、あったかごやまでお越しいただければ、実物の会報誌をお見せすることができます。お気軽にお問い合わせください。
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