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ボランティからひとこと・スタッフ雑感
2003年ボランィアからひとこと・スタッフ雑感ほか(会報誌ほっとすっぺつうしんより)

ヘルパー奮闘記 【ほっとすっぺつうしんNo.11(平成15年6月発行より)】

朝9時到着。「おはようございまーす」の声かけに対し、「遅いから来ないかと思ったよ」と、時計を見たら1分過ぎていました…。「りんごのすりおろし作っておくれ」と皮がむき終わらないうちに「できたかい?」と、あっという間の1時間が過ぎ、車に乗りほっと一息次のお宅へ。

「ワンワン!」と、犬のお出迎え。以前ガブ!っとかまれた犬に注意しつつ、顔はにっこり笑顔で「こんにちはー」。

あったかいごやに戻りあわただしくお昼を食べて、午後のお仕事。昼食介助とトイレ指導。「おまえらの自由にさせねーぞ」と言いながら、素直に立ってトイレへ。時々「ぶんなぐるぞぉー」と言われながらもとってもすてきな笑顔です。さーあて、あと2件がんばろう。

今日の締めは90代のひとり暮らし。こちらのお宅はいつ行ってもピカピカ。整理整頓大好きで毎日押し入れのお片づけ、を横目に私はお風呂の準備、茶碗洗い。水をじゃーじゃー流すと飛んでくる「ムダに使うな」ガスをいっぱいに開くと「細くせい」と怒られる。しっかりムダの無い人生を生きている大先輩。私も見習おう、と思わせるたくましさ。でも最後は車が見えなくなるまで玄関の柱につかまって見送ってくれ、とてもかわいらしく生きています。

個性豊かなご利用者さん達に人生とは何ぞや、と教えていただきながら毎日奮闘しているヘルパーです。


ボランティアからひとこと 【ほっとすっぺつうしんNo.7(平成13年7月20日発行より)】

ゆいの里に来て一番に驚いたことは、どこからどう見ても普通の家だったことです。
その日によってやることが色々で、紙すきや歌、ボードゲーム、散歩、食事作りのお手伝い、絵描きなど、みんなが好きなことをやって過ごしていて、在宅支援のイメージが変わりました。今、ここに来ることがとても楽しみです。ゆいちゃんは相変わらず私に吠えてきますが……。みんなの心をなごませることができるかわいい犬(ゆいちゃん)はベテランで、わたしは気後れしています。これから、もっともっと利用者の方々やゆいちゃんと深くかかわり、たのしく過ごしたいと思います。おいしいご飯も楽しみのひとつです。
国際医療福祉大3年 S・Kashiwagi


ゆいの里での実習を振り返って 【ほっとすっぺつうしんNo.10(平成14年11月1日発行より)】

玄関を開け、中に入ると生活感あふれる空間が私を迎えてくれました。それは、お母さん、お父さん、子どもたちがいるような生活感がある空間です。これがゆいの里の第一印象です。利用者の皆さんは、私を暖かい笑顔で迎えてくれました。昼食の時やその他の時間に関しても常に笑顔が絶えません。また、散歩やゲーム、歌や踊り、新聞を読みコーヒーを飲む。みなさんが、それぞれ好きなことをして過ごしていました。それは、職員の方々の支え・寄り添いがあるからこそであると思いますし、利用者と職員の信頼関係の深さにも感心しました。

ゆいの里の時間は、あったかく、そしてゆっくりと流れており、まるで本当の家で生活しているような錯覚に陥ってしまい、職員の皆さんや利用者の皆さんに大変迷惑をおかけしたと思います。恐縮ですが、これからもあったかい環境で勉強させていただきたいので、よろしくお願いします。
国際医療福祉大4年 K・若松


スタッフ雑感 【ほっとすっぺつうしんNo.7(平成13年7月20日発行より)】

行ってみたいところがある
ぬくもりとやすらぎ
そして夢のある場所

これは、あるテレビドラマの冒頭でのナレーションです。ぬくもりとやすらぎと懐かしさの中で、妙に明日が待ち遠しくなる。そして、夢が描けたら……ステキだと思いません? 一人ひとりの生きてきた人生、長さも中身も違うけど、ほんの少しそれぞれが、心の中に夢が持てたら何かに通じてくるような気がしませんか?
ゆいの里でそんな気持になれたらいいなぁ……

私が初めて「ゆいの里」を訪れたのは、2度目のチャレンジで合格した介護福祉士の合格発表直後でした。「ゆいの里」での第1印象は「家庭的な雰囲気」です。これは今でも変わりません。「ホットスペース」の名のとおり、いつもホッとした空気が流れています。

また、いろいろな施設を見てきて、介護の理想と現実のギャップに悩んだこともありましたが、ここではそれがありません。ご利用者の方々と一緒に過ごしていると、皆さんの「無限の可能性」に触れ、新たな発見があり、勉強させてもらうことばかりです。

素晴らしい絵を描く方、縫い物が上手な方、少女のような感性を持っている方、芯の強い方…ちょっと書ききれません。ここまで生きてこられた方への尊敬の念はやみません。
こんなゆいの里がこれからも『ほっとすっぺ!』と思える場所であるように、
皆さんとがんばっていきたいと思います。


新人スタッフからひとこと 【ほっとすっぺつうしんNo.10(平成14年11月1日発行より)】

初めまして、こんにちは。9月から「デイホーム ホットスペース ゆい」でお仕事しております。以前は大規模施設にて働いていましたが、「何かが違う、何かが違う…」と疑問を抱いていた時、「ゆいの里」を知り、その人らしく生きている利用者さん達と関っていくうちに“当たり前のことは当たり前に、我慢することなんかない、自分らしく生きる”そんな姿に抱いていた疑問も解け、現在に至ります。

老いは止めることはできなくても、「物事は考え方次第で幸せにも不幸にも感じられる。楽しく生きて幸せと思おうじゃないか」と、にっこり笑ってくれる利用者さん達には、歌や生活の知恵、人生についてなど、たくさんのことを教わる毎日です。

そんな中で自分も成長しつつ、なおかつ皆さんの抱える心や体の悩み、ご不自由な部分のケアに努めていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願いします。
S・荒牧

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